住宅ローンはその名の通り、住宅を買ったりリフォームしたりするために、金融機関から借りるお金のことです。
ローンは金融機関からの借金ですから、そこには当然利息が掛かります。
毎月のローンの返済では、元金の返済分だけでなく、利息の支払い分も含めた金額を払っていくことになります。
利息は借りている期間に応じて膨らむため、返済期間が長ければ長いほど、利息を多く払わなければなりません。
一方、返済期間を短くすれば総返済額は少なくて済みますが、月々の支払いは増えるため、家計の負担は大きくなってしまいます。
したがって、住宅ローンを組む際には、仕事の安定性や子供の有無、退職のタイミングなど、ご自分のライフサイクルや生活のバランスを考慮して、借入額や返済期間を決めることが重要です。
住宅ローンは住むための住宅の購入であれば、基本的にどんな物件(新築・中古・住宅を建てるための土地の購入)でも利用は可能です。
ただし、物件によって借入れ条件や利用条件が異なります。
『ローン手続きの流れ』
STEP1:事前審査
欲しい物件が見つかったら購入の申し込みをし、それとともに金融機関にローンの事前審査の申し込みを行います。
これにより、物件の契約後に希望の金額を借りることができなかった、という事態を防ぐことができます。
審査されるポイントは、
①返済比率(年収に占めるローン返済額の割合)
②属性(申し込み者の信用力を量るための判断材料となる、年齢、年収、勤務先、勤続年数、家族構成などのことを属性といいます。)
③他のローン状況(オートローンや教育ローン、クレジットカードなどの支払い状況も審査に含まれます。他の借入があるから借入できないということではありませんが、他にローンがあると住宅ローンの融資金額は縮小します。)
④物件の担保価値(住宅ローンを組むと、金融機関は購入物件に抵当権を設定します。つまり購入物件を担保に取って融資を行うのです。)
STEP2:本申し込み
無事に事前審査に通り、物件の売買契約が終わると、いよいよ本申し込みへと進みます。
事前審査の内容と相違がなければ、まず否決されうということはありません。
STEP3:金銭消費賃借契約
融資承認が出れば、今度はローンの金銭消費賃借契約です。(通称:金消)
この手続きの際に実際の借入期間や金利について決めることになります。
STEP4:融資実行
手続きが終わるといよいよ融資実行です。
現在は、金利の上昇局面にあるため、住宅ローン控除(制度そのものは2025年で終了します。2026年以降の延長は未定)の適用期間や借り換え(別の金融機関で新たな住宅ローンを組み、返済中のローンを一括返済する手続きを言います。)、団信(団体信用生命保険の略。住宅ローン契約者が死亡・高度障害状態になった際に、保険金が金融機関に支払われ、住宅ローンの残高が完済される制度です。)・保険の活用を検討し、自身のライフプランに合わせた最適なローン選びと返済計画を立てることが重要になってきます。
お金のことはついつい目を背けたくなりますが、とっても大切!
ぜひご自身・ご家族にとってベストなタイミングを検討し、話し合ってみてはいかがですか?
アウイエにご興味をお持ちいただきありがとうございます。
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