auie shinshu

performance こだわりの性能

specification 5つの性能

一般的に高性能住宅とは、断熱性や気密性、耐震性、耐久性、省エネ性などの向上に必要な性能がそろった住宅を指します。ところが日本には、高性能住宅という言葉そのものに明確な定義はありません。ハウスメーカーや工務店など、さまざまな住宅会社が高性能住宅を謳っていますが、その性能基準はバラバラです。そのため、お客さまとしても判断に迷うケースが多いのではないでしょうか。

アウイエでは、高性能住宅を設計・建築するにあたり、明確な目標数値を掲げています。目標は当然にしてクリアしなければなりませんが、ただ、やみくもに最高ランクの性能を目指すとイニシャルコストが余計にかかり、結局お客さまに負担を強いることになってしまいます。コストも含め全体のバランスを考慮しつつ、性能はもちろん、機能性やデザイン性も追求する。そして、信州の気候風土に適した高性能住宅を実現するのが、アウイエの目指す家づくりです。

高耐震性能

日本はもともと地震大国です。近年頻発している大地震の被害状況を鑑み、住宅業界では耐震等級2以上を標準化する流れが加速しています。大切な家族の命と財産を守るため、高耐震性能は最も優先すべき事柄と言えるでしょう。当社ではコストを加味したうえで、「積雪1mでの耐震等級2」を標準としています。信州の場合、積雪量は多い月で約1mとなるため、屋根の上に1mの雪の重みが乗った状態で構造計算をする必要があります。これは、積雪がない状態での耐震等級3と比べても遜色のない数値です。高耐震性能にすることによって、安心な暮らしを実現できます。

高断熱性能

壁や天井、床下の基礎部分に断熱材を入れ、樹脂サッシのような高断熱窓を採用することで、家全体の断熱性能が高まります。それにより、家の外の熱気や冷気を中に入れないとともに、冷暖房器具で快適な温度にした家の中の空気を外に逃さないようにします。こちらもコストを加味したうえで、当社では「HEAT20 G2以上」、「UA値:0.46W/(㎡・K)以下」が標準値。高断熱性能にすることによって、健康的で快適な暮らしを実現できます。

高気密性能

気密性能を高めるには、家の中の隙間をできるだけ少なくすることがポイントです。従来の家には、壁や天井などすべてを集めると、A3用紙1枚ほどの大きさの隙間がありました。それだと家の外の熱気や冷気が中に入り、冷暖房器具で快適な温度にした家の中の空気が外に逃げてしまいます。当社では工事中の検査を徹底し、その隙間にシートやテープを貼ったり、発泡ウレタンを吹き付けたりするなどして、A3用紙1枚からハガキ1枚分以下まで、隙間の面積をサイズダウンしています。なお、住宅における相当隙間面積はC値という数値で表され、当社の標準値は「C値0.5㎠/㎡以下」、ハガキ1枚分以下の高気密性能にすることによって、高断熱性能と同様、健康的で快適な暮らしを実現できます。

冷暖房機器

高断熱・高気密の場合、家の外の熱気や冷気を中に入りづらく、また、冷暖房器具で快適な温度にした家の中の空気が外に逃げづらくなります。そこで重要になってくるのが、どんな冷暖房器具を使用するか、ということです。

当社では、1階の床下に暖房用を1台、2階の共用部分に冷暖房用を1台、計2台の家庭用エアコンを配置します。冬場は暖かい空気が上昇する特性を活かして、床下から家全体を暖める。逆に夏場は冷たい空気が下降する特性を活かし、2階から涼しい空気を下に送り込む、というわけです。基本的にどちらかのエアコンが24時間365日稼働しているので、家の中は一定の温度が保たれます。しかも、各部屋にエアコンを設置する場合に比べ導入費も光熱費も安く抑えられる。高断熱性能・高気密性能にマッチした冷暖房器具を採用することで、快適かつ経済的な暮らしを実現できます。

パッシブハウス

パッシブハウスとは、環境先進国ドイツの物理学者ファイスト博士が導き出した省エネ基準です。この基準を満たすために、建物の性能を最大限に高めて自然の力を活用する必要があります。博士が設立した研究所では、それらのノウハウは、今では世界中で普及しはじめています。パッシブハウスは世界では常識となっています。

当社もパッシブハウスの概念を取り入れています。例えば、下屋に庇を設けず、南面の大きな窓から冬の低い太陽の熱を室内に取り込み、光熱費のかからない暖房機器として利用しています。一方で、夏には高い太陽からの熱をカットするために本屋根の軒を計算して配置し、南面の窓にはアウターシェードを閉めて暮らすことで快適な空間を保っています。さらに、標準仕様のハニカムスクリーンを閉じることで、室内のエアコンで暖めたり、涼しくした空気を逃がさないようにしています。また、全熱交換型の24時間換気システムも導入しており、空気をきれいに交換しつつ、外気を室内の温度と湿度に合わせて交換。冷たい外気が直接入ってくることもありません。

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